カピカピオムツマン -3ページ目

痛い?痛い?

『痛い?痛い?』
って、オムツマンが父ちゃんに聞いてくるんですよ。
父ちゃんの手の甲に爪を立てながら。


『痛い?痛い?』
って、オムツマンが父ちゃんに聞いてくるんですよ。
父ちゃんの親指を逆方向に曲げながら。


『ごめんね』 ペシッ
『ごめんね』 ペシッ
って、たたいてくるんですよ。
適当に謝りながら。


怒っても、笑ってるし。
『お風呂入るよ!』って言うと、走って逃げ回るし。
最近、ナメられている。


そろそろ、本気を出そうと思う。

父ちゃん、風邪気味

昨日ね、父ちゃん喉が痛かったんですよ。

で、早目に寝たわけ。10時ぐらいに。

風邪がひどくなるといけないからね。


オムツマンも風邪気味だから、早く寝かしたんだよね。お風呂も入れずに。



そしたら、オムツマン起床。明け方4時に。

枕もとで立ち上がってるわけ。

寝ぼけ眼じゃないよ、明らかに意識のある眼なわけ。

強い意志を持った眼なわけ。

今から、遊ぶぞ!って感じの眼なわけ。


予想通り、遊びだしたね。昼間と同様に。

ミニカーを探して、

『パパ、ブーブ、ブーブ。じいじブーブ無いねぇ~、無いねぇ~。』


『ばあば、バイク?ばあば、バイク?』

新聞配達のバイクの音。


オムツマン、誰に言ってるんだ?

薄目を開けて見たわけ。

オムツマン、父ちゃんの顔をのぞきこんでるわけ。


そ、そうだね、ばあばバイクだね。

明け方4時。

ごめん、父ちゃん、力尽きた。

オムツマンの食欲

オムツマンね、よく食べるんですよ。

ホント、よく食べる食べる。

こっちが不安になってくるぐらい。

『あれ、どれだけ食べたっけ?』って感じで。


オムツマンね、昨年末にノロウイルスにやられたんですよ。

でも、ノロウイルスから復活したら、さらに食欲が増えちゃったわけ。

反動なんだろうね。

ホント大丈夫?ってぐらいね。

『で、どれぐらい食べるのよ?』

って、今思ってるでしょ。

どんなに食欲があるのか、伝えたいところだけど、いまいち分かりやすく説明できんのよ。



あえて、言うなら、ウンコを1日4回するぐらい食べるのよ、オムツマンは。



毎日毎日4回してるわけじゃないよ。4回する日もちょくちょくあるってことね。


そりゃ、お尻も痛くなるわな。


『痛いよ~ 、痛いよ~  肛門痛いよ~』 byオムツマン


オムツマン 報告

今日ね、オムツマンを寝かしつけてたわけ。
父ちゃんとオムツマン、2人で一緒に並んで寝てさ。
オムツマン、寝るとき、必ずミニカーを握ってね。
パパブーブとじいじブーブを。


そしたら、オムツマン。
ブーブで父ちゃんのおでこを“ゴン”。
父ちゃんも、頭にきて、オムツマンにやり返したさ。
オムツマンの手からパパブーブを取り上げて、
オムツマンのおでこに“ゴン”ってね。

怒ったわけ。
人が嫌がることをしちゃいかん、って。
今、父ちゃんにしたことは、こんなに痛いことなんだぞ、って。
相手の気持ちを考えなきゃダメだ、ってね。


オムツマン、反省してたよ。たぶん。
泣きそうだったし。


で、ママも布団に入ってきたわけ。
そしたら、オムツマン、
速攻、パパの布団から抜け出し、ママの布団にもぐりこんだよ。
で、ママに報告してるわけ。オムツマンのおでこを指差しながら。


『パパ、ブーブ、ゴン、ね
  パパ、ブーブ、ゴン、ね
   パパ、ブーブ、ゴン、ね
    パパ、ブーブ、ゴン、ね
     パパ、ブーブ、ゴン、ね』


パパ、ブーブ、ゴンってママに訴えてるわけ。
何度も何度も。


  ママ~、パパにブーブでゴンてされたよ~
  痛かったんだよ~
  パパ、ひどいんだよ~


父ちゃんは悪くない!!

オムツマン、う~んて~ん!

今日、テレビを見てたんですよ。オムツマンと嫁と3人で。

テレビって言ったって、アナログ放送だけどね。残念ながら。

ブラウン管だし。


オムツマンが言うわけですよ。父ちゃんの後ろを指差しながら。

『ママ、ここ!』

つまり、父ちゃんの後ろに、ママ、座れと。

でね、オムツマンはママのひざの上に座るわけですよ。

ママは、車のシートがわり。

で、父ちゃんの背中をたたきながら、

『パパブーブ、う~んて~ん!』

って、言うわけ。 父ちゃんはハンドルがわり。

もう、運転してる気分なわけ。


でもね、ホントの車の運転席には、絶対座らせない。

遊んじゃダメなものはダメだからね。

そこは譲れないところなんだよね。

自動車は、おもちゃじゃないからね。

運転ごっこがしたかったら、いくらでもハンドルになってあげよう。

いくらでも、シートになってあげよう。


でもね、こっそり、じいじの車で運転気分を味わってるんだけどね。

じいじと一緒に。