カピカピオムツマン -51ページ目

乳母車

今日は乳母車の市場調査。

キャンディも僕も、乳母車で育った世代。
体温調節機能だの、台形型のシートだの、立体型のベルトだの、
地熱から赤ちゃんを守るだの、腹式呼吸がより安定だの、
3Dメッシュシートだの、ソフトサスペンションだの、
なんか難しい言葉で機能を紹介し、

『この機能がないと、やばいんじゃないの?』

って、危うく思ってしまうところだが、
僕らは乳母車で育った世代。
問題なく、大きくなっている。




と、心では思っているが、
見た目も非常に重要。
イケてるオムツマンは、かなりイケてるベビーカーに乗せなければ。
























と、心では思っているが、
やっぱ、高い。僕の給料はイケてない。

赤ちゃんデパートで現物を見て、店員さんにさんざん質問し、
自分の手で触って確かめて、

結局、ネットで一番安い店を探し通販で購入。


今回もこのパターンで決まりだな。チャイルドシートの時みたいに。

『どっち似なの?』
って聞かれても、まだ良く分かりません。

『どっち似だと思う』
って、赤ちゃんの親に聞かれても、答えずらいでしょ?
生まれてすぐの赤ちゃんのかわいい所をなんとか見つけて、
強引に『ママ似だね』っていうのは。



キャンディは、油断すれば、虫が二匹飛び込むぱっちりくっきり二重。
僕は、『もう少し大きく開けてください』と眼科で必ず言われる、
「起きてるの?寝てるの?」『起きてるよ!!』一重。

非常に対象的。
目を見れば、オムツマンはどっち似か一目瞭然。
もう少しで、どっち似かはっきりするだろう。



街で、そっくり親子を見つけると、なんか嬉しい。

仕事ですから!!

オムツマン誕生して以来、出社2日目。
何度オムツマンの名前を聞かれ、そして何度説明したことか。




オムツマン誕生の数日前、仕事中にふと思い立ち、
会社のインターネットで常用漢字を検索し、
会社のパソコンで全ての常用漢字をプリントアウトし。
会社のデスクで一文字一文字見落としの無いようにチェックした。

そんな僕の姿を見た、上司は、
『はは~ん』
と意味深な笑みを浮かべていた。


・・・

これ、仕事ですから!!

常用漢字を見ながら、新商品の名前を考えているんですから!!

決して、子供の名前を考えている訳では無いですから!!

いや、ホントに。


K-1の角田信朗の子供の名前は
ケンシロウとユリアらしい。(漢字は忘れた)

人それぞれだけどね...。

ここの病院だけか?

ええ~!そんなことしたオムツマンがかわいそうだよ!!

看護婦さんは、毎日たくさんの赤ちゃんを扱っている。
赤ちゃんの扱いも慣れている。
でも、初めての赤ちゃんを授かった親は、何もかも初めてなのだ。
どの程度の力で接していいか分かるはずもない。

なのに、たいした説明も無く、見てて不安になるぐらいの接し方だ。
『これぐらいの力は、大丈夫ですよ』
って、ひとこと言ってくれれば、こちらも安心するのに。

“そんなことも知らないの”
って、雰囲気をひしひしと感じる。
“聞いてくれたら教えたのに”
って、雰囲気をひしひしと感じる。

そりゃ、看護婦さん達は知っているだろう。毎日、やってんだから。

ここは総合病院。
なんか、システマチック(たいしたシステムに感じないが)で、流れ作業的。

こんなもんなんかな。

ウィ~~~ン ウィ~~~ン

ウィ~~~ン ウィ~~~ン ウィ~~~ン


カッ チャ


カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


カッ チャ









ウィ~~~ン ウィ~~~ン ウィ~~~ン

カッ チャ



『もしもし、あたし。え~、今日来れないの?持ってきて欲しいものがあるんだけど』




病室の中では、携帯の電波は飛びまくっている。
これだけ飛んでいるのに、医療機器に誤作動は無いのだろうか?
ていうか、ホントに携帯の電波で誤作動が起きるのだろうか?
そっちの方が、疑問に思ってしまう。
病室のケータイの実情を知ると。

大部屋で一日中ベッドの周りのカーテンを閉めている人は要注意。
たいがい、携帯をいじっている。

看護婦さん、コンセントに注目!
きっと充電器が挿しっ放しになってるよ。