シャットアウト
よく、泣くようになったオムツマン。
自己主張の始まりだ。
『泣けば、なんでも許されると思うな!』
と思いつつも、
『これはわがままではない、"自我の芽生え"なんだ』
と、イライラを抑える父ちゃんとキャンディ。
『オムツマンも成長したなぁ。微笑ましいじゃないか』
と、引きつった笑いを浮かべる父ちゃんとキャンディ。
いったん、泣き出すと、なかなか泣き止まない。
両目をつぶって、外の世界をシャットアウト。
視界からの情報を完全拒絶。
プチ引きこもり状態。
いくら、父ちゃんが面白い顔をしたって、見てもくれない。
いくら、父ちゃんが赤ちゃん言葉を駆使して、おもちゃで誘ったって、見てもくれない。
むなしいものよ。
そんなオムツマンも、『ぐるぐるどっかーん』には弱い。
ビデオをつけると、いつのまにか、
ぐるぐるぐるぐる、どっかーん!
って踊ってる。
今後、耳を塞いで泣かないことを祈る。