お見舞い客の戦場 | カピカピオムツマン

お見舞い客の戦場

新生児室の前は、大混雑。
1日2回、それぞれ2時間ぐらい、新生児室のカーテンが開き、赤ちゃんがお披露目される。

そのころ、お見舞いにきた人たちのポジション取りは熾烈だ。
そして、非常に勝手なことを言っている。
その子の親は僕ですよって感じである。
決して、けなしているわけではないのだが、火花が散っている。

『うちの孫は、となりの赤ちゃんよりも、キリッとしてるね』
 隣の赤ちゃんの父親は僕ですよ。

『○○ちゃんのあかちゃんが、この中で一番かわいいよね』
 ほほう、一番かわいいってのは、どの顔だね。

まあ、そうは言ってもうちの“オムツマン”が一番イケている。
前列の中央をキープしてたし。